各検査の基準値

尿一般検査

検査項目
基準値
備考
PH
6~7
尿が酸性かアルカリ性かをみます。
蛋白
(ー)
(+)以上の時、腎臓、膀胱や尿道の病気が疑われます。
糖
(ー)
(+-)以上の時、糖尿病が疑われます。
ケトン体
(ー)
(+)以上の時、糖質摂取不足や糖の利用障害が疑われます。
潜血
(ー)
(+)以上の時、腎臓、膀胱や尿道の病気が疑われます。
ウロビリノーゲン
(+ー)
主として肝臓の機能異常をみます。
尿沈渣

尿中の成分を詳しくみる検査です。腎臓や尿路系に異常のあるときに、赤血球や白血球、円柱、上皮細胞などがみられます。

一般血液検査

赤血球、白血球などの血球成分を調べる検査で主として貧血、白血病、紫班病等の病気がわかります。
検査項目
基準値
備考
白血球
0.33~0.86  104/μL
白血球は、身体を外敵から守る役割を果たしています。白血球の数を調べることにより、感染症や炎症を知るてがかりとなります。
赤血球
男435~555
       104/μL
女386~492
これらの値が低くなると貧血です。
貧血の原因には、栄養不足や血液疾患、 また消化管の病気(胃潰瘍、胃がん、大腸がん等)・子宮筋腫などがあります。
これらの値が高くなると多血症です。

ヘモグロビンとは、赤血球の内容物で、血色素といわれていて、酸素を運ぶ役目をしています。

ヘマトクリットとは血球容積とよばれるもので、ある一定の容積の血液中に赤血球がどのくらいあるかをみる検査です。
ヘモグロビン
男13.1~
     g/dL
女12.1~
ヘマトクリット
男40.7~50.1
      %
女35.1~44.4
平均
赤血球容積
83.6~98.2 fL
色々な貧血の種類を調べます。赤血球、ヘマトクリット、ヘモグロビンの数値から計算します。
平均赤血球血
色素量
27.5~33.2 pg
平均赤血球血
色素濃度
31.7~35.3 %
血小板
15.8~34.8
            104/μL
出血した時に血を止める役目をします。数が少ないと、血が止まりにくくなります。

血液生化学検査

[肝機能・代謝・腎機能・その他]
血液に含まれるいろいろな物質の分析結果です。肝臓、高脂肪血症、糖尿病、高尿酸血症、腎臓、膵臓などのチェックをします。
検査項目
基準値
備考
総蛋白
6.1~8.1 g/dL
血清中の蛋白質量で、主にアルブミンとグロブリンの量です。栄養状態、肝臓や腎臓の機能の指標になります。
アルブミン
4.1~5.1 g/dL
血清蛋白質の2分の1以上をしめ、組織の構成成分となります。肝臓でつくられます。
A / G比
1.32~2.23
血清蛋白質のアルブミンとグロブリンの割合です。この値の低下は、肝障害、栄養障害、慢性感染症等の場合にみられます。
ZTT
4~12 U
肝機能検査の一種ですが、とくに高い異常値でないかぎり病的とはいえません。
AST(GOT)
~30 U/L
肝臓・心臓の細胞に多い酵素で、主に、肝炎や脂肪肝・心筋梗塞のとき高めになります。
ALT(GPT)
~30 U/L
LDH
124~222 U/L
肝臓、腎臓、心筋、骨格筋や脳に多く含まれている酵素です。高い値のとき、これらの器官の病気が疑われます。
ALP
38~113 U/L
肝臓、胆管、骨や腸粘膜等にある酵素で、これらの器官の異常の時、高くなります。
γ-GTP
 ~50 U/L
肝臓の他、腎臓や膵臓に多い酵素です。飲酒による肝臓障害等の時に高くなります。
コリンエステラーゼ
208~469 U/L
肝臓でつくられる酵素で肝炎や肝硬変等の時は低下し、逆にネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症や脂肪肝等の時は増加します。
総ビリルビン
0.4~1.5 mg/dL
赤血球が分解されてできる色素で、胆汁色素ともいいます。血液中に増えると黄疸になります。
検査項目
基準値
備考
血糖(空腹時)
70~99mg/dL
血液中のブドウ糖をはかり、糖尿病の有無を調べます。
HbA1c
(国際基準値)
~5.5%
糖尿病の検査です。HbA1cは食事などの影響を受けることなく最近1~2ヶ月間の血糖値をよく反映します。 血糖値が高い程、また高い値が長く続く程HbA1cの値が高くなります。しかし、血糖値とHbA1cの値だけでは糖尿病とはいえませんので正しく判定する為には精密検査をうけなければなりません。
空腹時インスリン
2~10 μU/mL
血糖を調整するホルモンで血糖値と併せて病態を判断します。
検査項目
基準値
備考
中性脂肪
~149mg/dL
皮下脂肪の主成分で、肥満や成人病の危険を知るてがかりとなります。
(絶食10時間以上経っていない場合は~174mg/dL)
総コレステロール
142~248mg/dL
動脈硬化をチェックするのに大切な検査です。高い値のときは動脈硬化の危険が高くなります。又、低すぎる値のときは、肝臓障害、甲状腺機能亢進や栄養障害が疑われます。
LDLコレステロール
60~119mg/dL
nonHDLコレステロール
~149mg/dL
HDLコレステロール
40mg/dL~
HDLは、血管壁からコレステロールをぬきとり運びだす性質のリポ蛋白です。このコレステロールが少ないと、動脈硬化の危険が高くなります。
アミラーゼ
44~132 U/L
膵臓や唾液腺から分泌される消化酵素です。膵臓や唾液腺に異常のある時に増えます。
尿素窒素
8~20mg/dL
蛋白質の老廃物である尿素の中に含まれている物質です。腎臓の機能が悪くなると増えてきます。また、蛋白質の過食でも増えることがあります。
クレアチニン
男 0.65~1.07mg/dL
女 0.46~0.79mg/dL
体内の老廃物の一種で、腎臓から排出されます。腎臓の機能が悪くなると増えます。
eGFR
(推算糸球体濾過量)
60mL/分/1.73m2 以上
腎臓のはたらきの目安です。
尿酸
~6.9mg/dL
体細胞の新陳代謝によってできる老廃物で、腎臓から排出されます。痛風や高尿酸血症の診断に必要な検査です。
ナトリウム
138~145mEq/L
人間の体液の中にある電解質と呼ばれる物質で、それぞれ特有の生理作用をもちながらバランスを保って存在しています。このバランスを調べることにより病気の診断に役立てます。
カリウム
3.6~4.8mEq/L
カルシウム
8.8~10.1mg/dL
体内のカルシウム、リンの大部分は骨に含まれています。血清カルシウム、リンは内分泌疾患、骨疾患、腎疾患等で異常値になります。
無機リン
2.7~4.6mg/dL
鉄
40~188ug/dL
鉄は、赤血球(ヘモグロビン)の生成に、必要です。鉄吸収不良、失血があると血清鉄が低くなり、貧血になります。

血清反応検査

病気の中には、その病気にかかると血液中に抗体という病気に対抗する物質ができあがります。この検査では、それらの抗体があるかどうかを調べることによって、病気にかかっているかどうかを主にチェックします。
検査項目
基準値
備考
RPR
TP抗体
(ー)
(ー)
梅毒の感染の有無をチェックします。
CRP
0.30mg/dL 以下
体内に炎症などがあるときに出現する蛋白質の存在を調べる検査です。0.31mg/dL以上の時、病気の活動性の指標となりますが、病名の判定はできません。
RF
20IU/mL以下
RFは関節リウマチの病態と関係しています。ただし、リウマチでなくても異常値となることがあります。
HBs抗原
(ー)
B型肝炎ウイルスの存在の有無をみる検査です。
HCV抗体
(ー)
C型肝炎ウイルスの存在の有無をみる検査です。(+)でも抗体価が非常に低いときは、過去の感染による場合が殆どです。

循環器系の検査

[血圧]
血圧とは、心臓から押し出された血液が、血管の壁に作用する圧力のことです。高血圧は、脳卒中や心臓病などの病気を起こす原因となりますので 血圧の正しい管理が必要です。
検査項目
WHO判定基準(1999年)
備考
区分
収縮期血圧 拡張期血圧
血圧
(mmHg)
至適血圧
(理想的な血圧)
120未満 かつ 80未満
血圧は、常に一定ではなく、運動や感情の動きなどで変化しています。繰り返し測定し、普段の血圧を知る必要があります。
正常血圧
130未満 かつ 85未満
正常高値
130~139または85~89
高血圧
軽症
140~159または90~99
中等度
160~179または100~109
重症
180以上または110以上
2026年10月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
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