検査項目 |
基準値 |
備 考 |
総蛋白 |
6.5〜8.6g/dl |
血清中の蛋白質量で、主にアルブミンとグロブリンの量です。栄養状態、肝臓や腎臓の機能の指標になります。 |
アルブミン |
4.0〜5.0g/dl |
血清蛋白質の2分の1以上をしめ、組織の構成成分となります。肝臓でつくられます。 |
A / G比 |
1.2〜1.8 |
血清蛋白質のアルブミンとグロブリンの割合です。この値の低下は、肝障害、栄養障害、慢性感染症等の場合にみられます。 |
総ビリルビン |
0.2〜1.0mg/dl |
赤血球が分解されてできる色素で、胆汁色素ともいいます。 |
Z T T |
4〜12 U |
肝機能検査の一種ですが、とくに高い異常値でないかぎり病的とはいえません。 |
G O T |
5〜40 IU/l |
肝臓・心臓の細胞に多い酵素で、主に、肝炎や脂肪肝・心筋梗塞のとき高めになります。 |
G P T |
5〜35 IU/l |
上記G
O Tと同じく、肝臓・心臓の細胞に多い酸素で、主に、肝炎や脂肪肝・心筋梗塞のとき高めになります。 |
γ-GTP |
0〜60 IU/l |
肝臓の他、腎臓や膵臓に多い酵素です。飲酒による肝臓障害等の時に高くなります。 |
A L P |
115〜359 IU/l |
肝臓、胆管、骨や腸粘膜等にある酵素で、これらの器官の異常の時、高くなります。 |
L D H |
119〜229 IU/l |
肝臓、腎臓、心筋、骨格筋や脳に多く含まれている酵素です。高い値のとき、これらの器官の病気が疑われます。 |
コリンエステラーゼ |
900〜2000IU/l |
肝臓でつくられる酵素で肝炎や肝硬変等の時は低下し、逆にネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症や脂肪肝等の時は増加します。 |
アミラーゼ |
120〜400 IU/l |
膵臓や唾液腺から分泌される消化酵素です。膵臓や唾液腺に異常のある時に増えます。 |